2010/6/19

 

第3週

問1 腎血管性高血圧症が疑われる所見に付いて述べよ

 

問2 アルドステロンによる低カリウム血症発症機序を述べよ

 

問3 クッシング病に典型的でないのはどれか。1つ選べ。

1骨粗鬆症の合併

2肥満の合併

3血中コルチゾール高値

4血中ACTH低値

II度高血圧

 

問4 合併症を有する高血圧患者に投与する降圧薬として不適切なのはどれか。2つ選べ。

1痛風―利尿薬

2頻脈―β遮断薬

3両側腎動脈狭窄―ACE阻害薬

4狭心症―Ca拮抗薬

5慢性腎臓病―ARB

 

問5 高血圧緊急症に当てはまらないのはどれか。1つ選べ。

1急性大動脈解離

2急性左心不全

3子癇

4収縮期血圧230mmHg

5進行性腎不全

 

問6 心房中隔欠損(二次孔)の心電図所見と異なるのはどれか。1つ選べ。

1右室肥大

2右房負荷

3不完全右脚ブロック

4心房細動

5左軸偏位

 

問7 浮腫を伴うショックはどれか。1つ選べ。

neurogenic shock

hypovolemic shock

anaphylactic shock

septic shock

cardiogenic shock

 

問8

65歳女性、変形性膝関節症の診断のもと、整形外科で人工膝関節置換術を施行した。術後第2病日、第一歩歩行時突然冷汗を伴う呼吸困難を生じた。血圧84/30mmHg、心拍数100/分整、SpO2(酸素飽和度)88%、発症前後の心電図所見(図1,2)と心臓超音波Bモード短軸像を示す。最も考えやすい疾患はどれか。1つ選べ。

 

1緊張性気胸

2肺血栓塞栓症

3急性心筋梗塞

4急性大動脈解離

5迷走神経反射

 

 

第4週

 

問題1 体外循環に関する記述で正しいものはどれか。

A 体外循環開始前にワーファリンの投与が必要である

B 体外循環中の血液は希釈されている

C 適正灌流量は安静時の正常心拍出量と同じ量である

D 長時間の体外循環でも特別問題となることはない

E 体外循環終了時には凝固時間の延長に応じてヘパリンが投与される

 

問題2 僧帽弁疾患に対する手術に関して正しいものはどれか。

A 僧帽弁閉鎖不全に対する手術の第一選択は人工弁置換である

B セラーズ逆流分類の3度以上の僧帽弁逆流は手術適応である

C 僧帽弁弁口面積が1.0cm2以上あれば手術適応はない

D 腱索断裂による僧帽弁逆流は弁置換以外に手術法はない

E 僧帽弁狭窄に対する手術の第一選択は非直視下交連切開である

 

問題3 心臓血管外科手術の補助手段について正しい記載はどれか。

A 心筋保護液の投与によって約6時間の心停止を行っても安全である

B IABP(大動脈内バルーンパンピング)は冠動脈の血流を増加させることが出来る

C 開心術には気泡型人工肺を用いる

D 胸腹部大動脈瘤の補助手段として脳分離体外循環が用いられる

E 腹部大動脈瘤手術では部分体外循環が必要である

 

問題4 大動脈弁輪拡張症の診断、手術法について説明しなさい。

 

問題5 マルファン症候群について説明しなさい。

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